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稲刈り

先週末は実家で稲を刈っておりました。 何度かこのブログでも紹介した両親のやっている風の谷ファームの「 自然農塾 」のみなさんに、僕や兄弟の友人も何人か加わって丸一日がかりで3枚の田んぼを丸刈りにしました。 通常の田植えでは数本の苗を一緒に植えていくのですが、風の谷ファームでは「一本植え」。同じところに小さな苗が一本しか植えられないので、当初はなんだか寂しい景色でした。 しかし蓋を開けてみるとびっくり。たった一本の苗から見る見るうちに分けつし、刈り取るころには20本近くにまで増殖。一本の稲穂に30以上のお米がついていることから推計すると実に一粒の種籾から600倍もの生産性があることになります。(ほんとか??) また先週の台風でものすごい風雨が吹きすさんだはずで、ふつうなら寝たり倒れたりしてしまうところですが、見渡す限りしゃきっと立って並ぶ稲穂は、刈ってしまうのが少しもったいないほどでした。 刈られた稲は①はざ掛けにされ②脱穀され③ムシロで天日干しされ④水分が指定の割合まで下がったら精米されてようやく食卓に供されるようになります。この間およそ10日から2週間。収穫祭はもう少し先です。 はざを組みながらオヤジがぼそっと「グローバリゼーションがますます進んでいく世界において如何に地域経済の復興していくかは農業と自然環境の再生、そしてそこに集う人間と自然との関わり合いにかかっている」。 そういえば「放射冷却米蔵」は完成し、先日も大原の漁船の船長さんとなにやら「海の森」構想の話をしていたし、またなにか企んでいる模様。 絶叫ブランコは大人気だし、ツリーハウスの土台もできたし。次は一体何をするのか。

ハワイで見たこと考えたこと

4年ぶりにハワイに行ってきました。 ここ数回は友人の結婚式絡みでのハワイ行きだったので ①日程は極力短く ②費用は極力安く ③あちこち見て回るよりひたすら飲む ④帰ってから死ぬ というあまりリゾートらしくもない過ごし方をしていた反面、 今回はふつうに休暇だったのでゆっくりできました。 飛行機はマイルだし、ホテルはエクスペディアでかなり安く 買えたし、レンタカーがオーバーブックだったのだけど逆に アップグレードしてくれていい車に乗れたし(多少?ごねましたが) そして天気がずっと良かったし。 旅行業界にいたころから、ハワイの産業構造は観光業依存って 当たり前のように受け止めてきたし、それは事実なのですが、 経済危機後も観光需要は旺盛なようで、特に今回はLabor Dayに 重なったこともあって日本人だけじゃなくメインランドからの ツーリストも多かったようです。後はアジアのお客さん、中国 韓国、台湾に加えてタイやマレーシアからも来ているみたい。 (道ばたの会話を聞いてguessしているだけですが) 海と山と両方ある自然環境に充実したシティライフがセットされた コンディションはやはりいまでも相当比較優位なんでしょう。 ただもうものすごい混みようで、ノースへ向かうR99が大渋滞という (前例はあるんでしょうが)経験したことのない事態かつ海に出て からのR83(カメハメハハイウェイ)も夏休みの伊豆白浜状態で けっこうゲンナリしました。ちょっと大袈裟ですが、いつもの状態と あまりにギャップがひどくて。 それでもヒッカム手前の倉庫街やダウンタウンの裏道を走ると 閉まったままの倉庫や商店はむしろ以前より増えているような 感じも受けましたし、パールリッジやカハラモールはさらに ひなびた印象を禁じ得ませんでした。ワイキキ(アラモアナ地区 を含む)への一極集中の感が否めない、そんな感じです。 フォーエバー21がロイヤルハワイアンショッピングセンターにもうすぐ オープンするなどファストファッションのテナントがどんどん増えて 存在感を増す中、これら消費財も中米(ニカラグア、メキシコ)から アジア(中国、ベトナム、カンボジア)まで生産地の多様性に目が いきます。Made in Hawaiiのアロハシャツやハワイアンキルトの店は まだまだあるにはありますが、お客の入りも店構えの存在感も今や 完全に