稲刈り

先週末は実家で稲を刈っておりました。

何度かこのブログでも紹介した両親のやっている風の谷ファームの「自然農塾」のみなさんに、僕や兄弟の友人も何人か加わって丸一日がかりで3枚の田んぼを丸刈りにしました。


通常の田植えでは数本の苗を一緒に植えていくのですが、風の谷ファームでは「一本植え」。同じところに小さな苗が一本しか植えられないので、当初はなんだか寂しい景色でした。

しかし蓋を開けてみるとびっくり。たった一本の苗から見る見るうちに分けつし、刈り取るころには20本近くにまで増殖。一本の稲穂に30以上のお米がついていることから推計すると実に一粒の種籾から600倍もの生産性があることになります。(ほんとか??)

また先週の台風でものすごい風雨が吹きすさんだはずで、ふつうなら寝たり倒れたりしてしまうところですが、見渡す限りしゃきっと立って並ぶ稲穂は、刈ってしまうのが少しもったいないほどでした。

刈られた稲は①はざ掛けにされ②脱穀され③ムシロで天日干しされ④水分が指定の割合まで下がったら精米されてようやく食卓に供されるようになります。この間およそ10日から2週間。収穫祭はもう少し先です。



はざを組みながらオヤジがぼそっと「グローバリゼーションがますます進んでいく世界において如何に地域経済の復興していくかは農業と自然環境の再生、そしてそこに集う人間と自然との関わり合いにかかっている」。



そういえば「放射冷却米蔵」は完成し、先日も大原の漁船の船長さんとなにやら「海の森」構想の話をしていたし、またなにか企んでいる模様。



絶叫ブランコは大人気だし、ツリーハウスの土台もできたし。次は一体何をするのか。

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