ハワイで見たこと考えたこと

4年ぶりにハワイに行ってきました。
ここ数回は友人の結婚式絡みでのハワイ行きだったので

①日程は極力短く
②費用は極力安く
③あちこち見て回るよりひたすら飲む
④帰ってから死ぬ

というあまりリゾートらしくもない過ごし方をしていた反面、
今回はふつうに休暇だったのでゆっくりできました。
飛行機はマイルだし、ホテルはエクスペディアでかなり安く
買えたし、レンタカーがオーバーブックだったのだけど逆に
アップグレードしてくれていい車に乗れたし(多少?ごねましたが)
そして天気がずっと良かったし。

旅行業界にいたころから、ハワイの産業構造は観光業依存って
当たり前のように受け止めてきたし、それは事実なのですが、
経済危機後も観光需要は旺盛なようで、特に今回はLabor Dayに
重なったこともあって日本人だけじゃなくメインランドからの
ツーリストも多かったようです。後はアジアのお客さん、中国
韓国、台湾に加えてタイやマレーシアからも来ているみたい。
(道ばたの会話を聞いてguessしているだけですが)
海と山と両方ある自然環境に充実したシティライフがセットされた
コンディションはやはりいまでも相当比較優位なんでしょう。

ただもうものすごい混みようで、ノースへ向かうR99が大渋滞という
(前例はあるんでしょうが)経験したことのない事態かつ海に出て
からのR83(カメハメハハイウェイ)も夏休みの伊豆白浜状態で
けっこうゲンナリしました。ちょっと大袈裟ですが、いつもの状態と
あまりにギャップがひどくて。


それでもヒッカム手前の倉庫街やダウンタウンの裏道を走ると
閉まったままの倉庫や商店はむしろ以前より増えているような
感じも受けましたし、パールリッジやカハラモールはさらに
ひなびた印象を禁じ得ませんでした。ワイキキ(アラモアナ地区
を含む)への一極集中の感が否めない、そんな感じです。


フォーエバー21がロイヤルハワイアンショッピングセンターにもうすぐ
オープンするなどファストファッションのテナントがどんどん増えて
存在感を増す中、これら消費財も中米(ニカラグア、メキシコ)から
アジア(中国、ベトナム、カンボジア)まで生産地の多様性に目が
いきます。Made in Hawaiiのアロハシャツやハワイアンキルトの店は
まだまだあるにはありますが、お客の入りも店構えの存在感も今や
完全にファストファッションのテナントに圧倒されている感があります。


リゾートにおいてはなんとなく世俗から離れて、ふわりと自然に
溶け込みたい派の私としては、やはりこの違和感はいかんとも御しがたく
次はどこに行こうかと思案しています。

地中海とか、どうでしょうか。あるいはモーリシャス、セイシェル、
インド洋方面。

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