アジアB級グルメマップのス〃メ

クアラルンプールの市街は東南アジアの大都市の中でも格別に緑が多く、歩きやすく、デザイン性豊かな最新設備のビルが立ち並ぶことで有名です。もう好みの問題なのですが、個人的には一番過ごしやすい街だと思っています。

買えないものはなにもありません。「イスラム教の国」として「ハラルビジネス」の一大中心地として目されている反面、外国人やその他の宗教を信じる人にもオープンなので、例えばお酒を飲む我々にとってもまったく不自由がありません。

先日ふらりと入ったスノッブなバーでは、日本でも置いている店はそうはないシングルモルトにお目にかかったり。「もうすぐOECDに入るんじゃないの?」なんて専門家たちの間で必ずしも冗談ではない会話がなされてもいるように「中進国」から「先進国」へのgrowth pathを東南アジアで先頭に立って走っているのはマレーシアかもしれません。そう感じさせるなんとも豊かな空気感があるのです。(もちろん一部の地方ではそうではありませんが)


そんな「歩ける街」クアラルンプールで楽しいのはなんといってもきれいなビルの街並みと絶妙なコントラストを織り成す路地裏B級グルメ探訪です。洗練されたレストランで頂く「ニョニャ料理(マレー料理と中華料理のハイブリッド)」も良いのですが、一歩きれいなビル街から足を踏み込むとそこにはこんな景色が広がってます。



近年発展してきた新市街からセントラル駅のある旧市街方面へと向かう、とある裏路地です。



ふらりと路地を抜けると忽然と姿を現す屋台村。





今回はお昼しか行く時間が取れなかったのですが、前回夜に行ったときの雰囲気はこんな感じ。




屋台といえどあなどるなかれ。冷凍冷蔵、超強火力ガスレンジを装備した新鋭屋台から生み出される炒飯は至極の味わい。ここまで旨い炒飯はそうお目にかかっていません。





行けそうな方は、以下の地図をご参考に。屋台村を入って左側の、上記写真にある赤いメニューがぶら下がっている店の、「おばちゃん」が作る炒飯が絶品です。「お兄ちゃん」が作っていたら、残念ながら普通です。このおばちゃん、「炒飯専属」なのでしょうか、ほかの料理はすべてもう一人のおばちゃんが作っていて、そのときは奥のいすに座ってタバコをふかしているのですが、炒飯のオーダーが入るや否やおもむろに腰を上げて劫火の上の鍋を呷るのです。ちなみにこのおばちゃんたちは英語NGなので、簡単なバハサは覚えていくと親切にしてくれます。

http://ow.ly/2QVOI


とまあ、そんなわけで思いつきなんですが、いろいろな人と話題を持ち寄って自分たちのグルメマップを作ったら楽しいかな、と思ったわけです。別に本にするとかじゃなくて、ただ知人友人ためのナレッジデータベースみたいな、そんな感じで。

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