欧州雑感①イタリア編

今回はローマから入ってフィレンツェ、パリ、ロンドンという、かつての新婚旅行の王道を地でいくようなコースを男性4名で駆け抜けてきました。移動を含めた滞在5日間でインタビューのアポイントは山のよう。実に充実しておりました。

ローマで泊まったホテルはいわゆるリノベーションもののデザイナーズホテルだったのですが、やはりいくところまでいっちゃってます。フロントの上に雲を浮かべる意匠は日本ではちょっとお目にかかれません。



ロビーにはおしゃれな雑誌が並んでいて・・・と思いきやRUNNERS紙が。
イタリアのRUNNERSの表紙はごついお兄ちゃんなんですねー。



日本のランナーズはたいてい見目麗しい女性なんですが・・・。



フィレンツェ郊外まではるばるやってきた欧州の国々が一緒に創った大学。
現役の修道院が一部キャンパスとして使われています。「静寂に包まれます」





柿がなってました。けっこう大ぶりでおいしそう。



新聞の掛け方も、なんだかしゃれています。



一仕事終えて学食でランチ。
昼食を食べるとセガフレードのエスプレッソが無料でいただけます。



トスカーナの荘園領主(?)の邸宅もキャンパスに!



諸々と問題はあるのでしょうが、少なくともこの雰囲気からはアカデミズムに対する高いreputationが感じられます。

今回の出張は欧州の地域統合研究がどのように行われているか、というフレームの話に加えて、統合の深化(非関税障壁をどうするか、とか)について研究者がどうアプローチしているか、ということを探るのが一点。そして、金融危機をはじめとして、各国のナショナルレベルのマクロ経済運営がどう舵取りをしようとしていて、これまた研究者がどんな目で観察し分析しているのか、というのが二点目。いずれもアジアの未来を鑑みる上で大事な視点であります。

イタリア経済は、、、フィアットがセルビアに製造拠点を移しちゃうとかあまり楽観できないみたいですが、なんともこの明るく優しい人びとならなんとか生きて行けちゃうんじゃないか、と幸せな気分になってイタリアを後にしたのでした。

空港に向かうタクシーからみたコロッセオ。やっぱりステキ。塩野七生さんの本読んだことないけどローマ史は好き。特にガリア戦記が好きだったです。

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