TAHITI紀行1

久しぶりのブログです。

先週土曜日から約一週間、「南太平洋の楽園」タヒチへ旅行しました。
東京からエアタヒチヌイ(タヒチを本拠地とする航空会社 
http://www.airtahitinui.co.jp/
の直行便で成田からタヒチ本島のパペーテまで約11時間。日付変更線を
超えて、到着するのは現地時間の早朝です。

機内で朝食が出るころには、窓の外は一面の碧い海。直感的に「とんだ
ところに来たものだ」と思いましたが、それは当たっていました。
人間を懲らしめるためには、劣悪な環境(極寒の収容所とか劣悪な刑務所
とか)に置いて絶望的な気持ちにさせるのが良いものだと思っていました。
しかし、ここタヒチのように気候は温暖、白い珊瑚の砂浜の下の下まで
透き通るような碧い海、ただひたすら流れる時間と波間にたゆたう我が身、
フランス人の遺した旨い飯と酒、トップレスで泳ぐ隣のコテージの金髪美女・・・
というような環境におかれた方が人間はダメになる、ということを身を
もって知りました。




パペーテ到着後、すぐに国内線に乗り換えてさらなる離島へ渡ることに
なっていたため、本島の滞在時間がごくごくわずかで黒川先生がブログで
紹介されていたスティーブンソンの灯台は、残念ながら訪れることが
出来ませんでした。

http://www.kiyoshikurokawa.com/en/2009/03/tahiti-4-about.html

敬愛する吉田松陰の縁が、日本から10,000キロも離れた絶海の島にある
なんて・・・と思うと、実に残念です。是非またの機会に訪れたいものです。


タヒチはその正式名称をPolynesie Francaise, 仏領ポリネシアといい、
ニューカレドニアなどと並ぶフランスの海外領土のひとつであるポリネシア
のいくつかの諸島からなる地域の中心をなす島の名前であり、この地域全体
を指す通称にもなっています。厳密にはタヒチとは仏領ポリネシア「諸島」の
中心にあるひとつの(もっと厳密には大小ふたつの)島ということになります。
仏領ポリネシアを構成する島は、なんと全部で118もあるとか。

国際線であるエアタヒチヌイから、今度は国内線の運行を担うエアタヒチへ
早朝の国内線乗換でアイランドホッピングしまして、到着したのは
ボラボラ島。タヒチ島と同じソシエテ諸島に属するリゾートアイランドです。
と書くとロマンチックな雰囲気盛りだくさんな感じです。確かにリゾートは
リゾートなのですが、ひとたび島の中心と言われる村の通りに出かけてみる
と、町並はなんともひっそりと寂れた感じが否めません。サイパンのススペ
に雰囲気が似ている感じ。ローカルな感じが良いという向きもありそうです
が、東京並の物価の高さとインフラが見合ってないなぁ、というのが正直な
感想です。




このエアタヒチ、大小全部で12機の機材を駆使して、118の島のうち空港が
ある47の路線で一日あたり延べ130フライト飛ばしています!!もっとも
ハブの空港を往復するという形ではなく、ひとつの機材が島から島へ
ホッピングしながら路線をつなぐ、という運行形態なので実現する数字
ですが、それにしてもすごい。




南太平洋の楽園、だけど町並はサイパンみたいな寂れた感じのする
リゾート島。(ホテルリゾートそのものはとても立派です。念のため)
エアタヒチの涙ぐましい経営努力の話と絡めて、感じたことを次回
以降つらつら書こうと思います。

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