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観光庁

観光庁長官に溝畑さん。 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091225-OYT1T00385.htm これは期待大です! 溝畑さんは元自治官僚ですが、トリニータをJ1に導いて九石スタジアムを常に一杯にしてきた地域振興の手腕は定評があります。そして「熱い」。確かに平松さんという名知事が大分にいた、ということがあったにせよ、です。県庁にいたのではちゃんと出来ないといって役人を辞めて、チームの経営に献身し、のめり込みすぎて離婚しちゃった、といったエピソードも。泣かせます。 http://doraku.asahi.com/hito/runner2/090818.html 内閣府の木村さんと並んで、地方を変えることができる人が中央の仕事の、それもトップに立つというのは本当に素晴らしいことだと思います。とてもナイスな人事です。 かつて観光業界の末端にいた者として、この世界の出来事にはやはり関心がありますし、日本の観光業界はポテンシャルがすごく高いと思うのでこの先楽しみです。どんなタマが出てくるのか・・・。ワクワクしますね。

最近の読書から

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第二次大戦中にフィリピン戦線に従軍し、「俘虜記」「野火」「レイテ戦記」といった戦記モノで有名な大岡昇平。彼が書いた「ながい旅」という本を最近読みました。戦中に名古屋を中心に本土防衛の軍備と軍需生産を統括していた陸軍中将が、戦後、米軍の降下搭乗員(空襲爆撃機に搭乗していて、撃墜されたりしてパラシュート降下した米軍将兵のこと)に対する処遇を巡って裁かれるB級戦犯裁判を描いたドキュメントです。映画化もされていてそれなりに有名な話なのですが、改めてきちんと読む機会になりました。これも川崎和男さんのブログで紹介されていたおかげです。映画については、主演が藤田まことだったので「なんかイメージが違うなぁ」とそれっきりだった、という話もあるけど・・・。岡田中将、男前です。 http://www.ouzak.co.jp/blog/?p=3543 川崎さんも提起されている「東京裁判とはなんだったのだろうか」という問いかけから、私は改めて「戦争犯罪」とはなんだろうか、と考えはじめました。 今の仕事についてからちょうど一年くらい経ったころに、転職してはじめて海外出張に行くことになりました。行き先はアフリカ。南アとナイジェリアで20日弱くらい、半分修行のようでしたが、このアフリカとの邂逅はとてもとても強烈で、以来しばらく狂ったように「アフリカ熱」に浮かされていたことがありました。在京のアフリカ各国大使が集まるパーティーに顔を出したりもしていました。アフリカと一口に言ってもサブサハラ(サハラ以南のアフリカ)だけでも48の国があり、在京の大使といってもケニアや南ア、ナイジェリアといった「大国」から、ウガンダやルワンダ、エリトリアといった「小国」の大使まで、一堂に会していると実に様々な「人間模様」なわけです。 そんな「大使連中」の中にエミール・ルワマシラボ大使がいました。彼はルワンダの全権大使であり、元々の職業はお医者さん。大学の先生でもあったそうです。94年の虐殺を遠くパリからみて、ルワンダ復興を担うポール・カガメ大統領に請われて大使になった方でした。金銭に清廉で、教育家らしい高潔な人物。日本では虐殺のイメージしかないルワンダを、英国で飛ぶように売れているコーヒー豆の産地であるとか、シルバーバックというとても貴重なゴリラが住む国であるとか、懸命にPRする姿を仲間と一緒に微力ながら応援しました。 ...

TAHITI紀行2

コペンハーゲンで開催されていたCOP15の結末を受けて、温暖化による海面上昇で沈みゆく島嶼国の代表のやるせない表情がニュース番組で盛んに映し出されていました。今に始まったことではなく、前々から言われていることではありますが、ツバルやパラオといった太平洋の独立国は毎年メートル単位の水位上昇により「国土がなくなる」現実に立たされているそうです。仏領ポリネシアではタヒチ島などの枢要な島はみな大きな島で、すぐにどうこうという危機感はないのかもしれませんが、それでも100以上も島があるのですから中には沈没に瀕した有人島があるかもしれません。制限重量一杯の荷物を抱え、大きな体を小さな飛行機の座席に押し込んで、何度も乗り継ぎをしながら渡っていく先の島に住んでいるのであろう人びとと実際にまみえた後では、なんともこの世界規模の会議の行く末も違ったものに見えてくるから不思議です。実際に見ないと想像力が湧かないのでは人間失格ですが、実際に見るのと見ないのとでは大きな違いがあるのも事実です。リゾート地に行ったつもりが、いつものくせで考え事です。 エアタヒチは、前回も少し書きましたが、仏領ポリネシアの域内にある島のうち空港設備がある47の島を結ぶ路線を毎日平均130便運行している航空会社です。所有する機材は全部で(たった)12機。 http://www.airtahiti.aero/articles.php?id=745 これと全く同じ記事が機内誌の記事として掲載されていたものを、離島との往復の間に読んでいました。他の乗客は当然窓の外の景色を見ています。私は悪いくせで考え事が始まったので、碧い海そっちのけで読みふけります。 「晴れている日と雨の日で搭載可能な乗客数が変わる」 「滑走路の端の椰子の木を一本切ると(筆者注:滑走路への進入角度が変わって揚力とか空気抵抗の関係が変わるから?)可能積載数が120㎞増える」 「照明のある滑走路は47路線中10しかないので日没までが離発着の勝負!」 ・・・・ 実に涙ぐましい経営努力に関する記事の数々です。 日本にも離島へのフライトサービスを提供している会社はRACとかORCとかいくつかあります。きっとどこの離島フライトも、離発着回数が多くて機材の整備が大変、赤字運行、悪天候への対処と悩みは似ているのだと思いますが、機内誌やウェブサイトに堂々と書いているのが...

TAHITI紀行1

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久しぶりのブログです。 先週土曜日から約一週間、「南太平洋の楽園」タヒチへ旅行しました。 東京からエアタヒチヌイ(タヒチを本拠地とする航空会社  http://www.airtahitinui.co.jp/ ) の直行便で成田からタヒチ本島のパペーテまで約11時間。日付変更線を 超えて、到着するのは現地時間の早朝です。 機内で朝食が出るころには、窓の外は一面の碧い海。直感的に「とんだ ところに来たものだ」と思いましたが、それは当たっていました。 人間を懲らしめるためには、劣悪な環境(極寒の収容所とか劣悪な刑務所 とか)に置いて絶望的な気持ちにさせるのが良いものだと思っていました。 しかし、ここタヒチのように気候は温暖、白い珊瑚の砂浜の下の下まで 透き通るような碧い海、ただひたすら流れる時間と波間にたゆたう我が身、 フランス人の遺した旨い飯と酒、トップレスで泳ぐ隣のコテージの金髪美女・・・ というような環境におかれた方が人間はダメになる、ということを身を もって知りました。 パペーテ到着後、すぐに国内線に乗り換えてさらなる離島へ渡ることに なっていたため、本島の滞在時間がごくごくわずかで黒川先生がブログで 紹介されていたスティーブンソンの灯台は、残念ながら訪れることが 出来ませんでした。 http://www.kiyoshikurokawa.com/en/2009/03/tahiti-4-about.html 敬愛する吉田松陰の縁が、日本から10,000キロも離れた絶海の島にある なんて・・・と思うと、実に残念です。是非またの機会に訪れたいものです。 タヒチはその正式名称をPolynesie Francaise, 仏領ポリネシアといい、 ニューカレドニアなどと並ぶフランスの海外領土のひとつであるポリネシア のいくつかの諸島からなる地域の中心をなす島の名前であり、この地域全体 を指す通称にもなっています。厳密にはタヒチとは仏領ポリネシア「諸島」の 中心にあるひとつの(もっと厳密には大小ふたつの)島ということになります。 仏領ポリネシアを構成する島は、なんと全部で118もあるとか。 国際線であるエアタヒチヌイから、今度は国内線の運行を担うエアタヒチへ 早朝の国内線乗換でアイランドホッピングしまして、到着したのは ボラボラ島。タヒチ島と同じソシエテ諸島に属するリゾートアイラ...

Delivered a Speech from "Excellency Made in America"

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先週土曜日にサントリーホールでオバマさんのスピーチを聴きました。 朝8時の開場と案内されていたので、余裕を持って7時45分に集合!ということにしていましたが、時間を読み過ぎて7時25分にはカラヤン広場に到着しました。 そのときすでにエントランス前には100人を超す列が出来ています。 チケットをまだ受け取っていなかったので、一瞬並ぶことを躊躇。でもどんどん列が長くなっていきます。座席は全て自由席ということだし、雨がひどくなってきたらとても外で待てないし・・・。仲間がひとり来た7時30分のタイミングで意を決してノーチケットのまま列に並びます。屈強なSPにチェックされたら、もうそのときはそのときだ。チケット持ってるCさん、早く来て!!! 約束していた7時45分を過ぎるころには列は長蛇と化してカラヤン広場を埋め尽くしました。 ようやくチケットを持ったCさん到着!この頃にはバッチを付けずに会場に入ろうとしたSPが大使館関係者に軽くたしなめられたりしているのを横目で見つつ、だんだん入り口の警備状況も分かってきて緊張感が高まります。 しかし実にいろいろな人が並んでいます。少し見渡した限りでも著名な政治学者である東大のK教授や、元共同通信記者でTBSなどの報道番組でアンカーも務めるG氏など、VIP対応されてもおかしくない人たちが雨に濡れて並んでいます。と思えばやはり学生さんとおぼしき若い人たちがとても多く招待されていて、なるほどと思わされます。 airport-like security checkをくぐり抜けていざ二階席へ。我々「一般招待」者は一階席には入れません。バルコニーの、それもステージを至近に真横から見られる左側の席へ。近い。とても近い。正面の席も捨てがたいけれど、近さに負けます。 そしてこの位置からは一階のVIP席に座る人たちの様子が手に取るように分かってとてもおもしろい。frontrowには現職閣僚もちらほら。9時過ぎにはほぼ着席完了。スピーチの開始予定は10時。あと1時間ちかく居並ぶ大臣たちを含めて政財界の重鎮たちを待たせるって、やはり大統領は別格ということでしょうか。 入場口で配られたロックスターも顔負けの「大統領パンフレット」を読んでいると弦楽四重奏+クラリネットの余興が。しかも演奏は日本フィル。大統領のプロフィールが写真付きで細やかに描かれた20ページにもおよ...

情報の近さ、遠さ

44D@バンコクです。 23日から25日まで、車で数時間離れたリゾート地で起こっていた政治のイベントとはまったく関係なく、今日から現地入りをしております。思い切り、社内用務です。 当地の新聞を読んでいて、改めて日本での視点と異なる部分に気がつきます。 サミットの焦点は議長声明などよりもカンボジアのフンセン首相が何をしゃべったか、この報道の取り扱いがとても大きいです。タクシン前タイ首相を経済顧問に招聘するとか国境紛争での強硬姿勢といったタイを刺激する一連の発言はあまり日本では取り上げられていませんが、少なくとも僕が読める英字紙ではこの話題がトップ扱いです。 往路の機内で斜め読みしたFTは、トップにADB黒田総裁がEAS(東アジアサミット=ASEAN+6)で発したアジアの通貨安定に向けたコメントがショーアップされており、これは日本人の読者を強く意識したものかなと思いつつ(日本で刷ってるから)搭乗前にチラ見した日本の新聞でも、ASEAN+3か+6か、といった日本と中国、それにインド、豪州あたりの綱引きを予想するといった「マクロな視点」が多いように思います。もちろん当然なんでしょうが、それにしても日本とどこかの国(々)との関係がどうなるのか、どういうイニシアティブが出たのか、という視点に終始します。それに対して相手国が(首脳のリップサービスばかりでなく事務方も含めて)日本をどう見ているか、あるいは第三国同士の関係性というような視点にはニュースバリューはあまりない、ということでしょうかね。なんというか、非公式でも傍証でもなんでもいいのですが、ひとつのissueに対してそんなニュアンスを求めているときはいろいろな国の、違うリソース(新聞、ネットなどなど)を眺めてでもなにかに気がつきたい感じです。 「マクロな視点」の記事や論考は、読者の世界観を広げる効果があるかもしれない反面、読者の想像力の限界を超えて世界観を伝えてしまう危険性があります。つまり読んだ人は+3とか+6とか、なんとなくわかった気になるんだけど、実際言われていることの寸法というか、それでどうなのよ、というところは実は伝わらないような気がとてもするのです。 これが同じサミットを取り扱ったタイの新聞では、引き続き国民的論議を呼んでいる存在のタクシン元首相のカンボジアを巡る動向や国境紛争(?)など、とかく庶民の目線でイメー...

3R

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3Rってよく見聞きする言葉だと思います。 Reduce, Reuse, Recyclingの三つのRをとって3R。 廃棄物を減らし、再利用し、リサイクルするという意味だそうです。 僕は専門家でも何でもないのですが仕事上の行きがかりから、日本やASEAN各国を含めたこの3R政策を研究するプロジェクトのお手伝いをするようになって2年目になります。3Rはもとより環境政策の先進国である日本をはじめ熱心なタイやフィリピン、シンガポール、マレーシア、そしてインドネシア、ベトナムといった国々からの専門家でワーキンググループを作っています。僕はさしずめその事務局といったところです。 廃棄物と一口にいっても、種類は家庭ゴミから産業廃棄物、それもhazardous waste(有害廃棄物)まで実に幅広く、国によって処理の仕方や法規制の有無、整備状況もまちまちです。informal sectorと呼ばれる中小の無認可業者がdumping(不法投棄)をした結果、環境破壊を招く事例も多数起きているようで、日本も過去の苦い経験に則って、如何にinformal sectorをformalizeしていくか、業界の法制化と企業育成のための制度作りに向けた提言をすることもこのプロジェクトの目的になっています。また近年注目が高まっているrare metal(希少金属)資源の再利用についても、大きな課題のひとつです。といってもこのプロジェクトで取り扱うのは、レアメタル回収・再生利用の技術的な側面ではなく、なかなか見ることの出来ない再生可能資源流通やそこに関わるステークホルダーの実態を調査し、どのようなルール作りや支援を行えばいいのかを探ることです。環境問題、それも廃棄物処理の問題については、従来は一国内の問題として各国別に取組が行われてきましたが、廃棄物や再生可能資源の国境を越えた取引がde factoで進む一方で、中には当然ながらilegalなものもあることからその規制が求められる、また枠組やルールを統一化することで市場としての価値が高まり、結果として業界が洗練され3Rの効能が高まるという期待をこめて、国の枠組を超え地域全体としてこの問題に取り組む必要性があるとの認識から多国籍のワーキンググループが組織されています。 先週インドネシア・ジャカルタで開催された第一回の会合では、会議室でのミーティングはもち...