この一週間で考えたこと(1)

思えば先週の金曜日、地震が起こったその日の真夜中に5時間ドライブ(私はナビだけど・・・)して強行帰宅してから今日まで、怒涛の一週間でした。

金曜日。
23時半に会社を出て先輩の運転するBMWで発進。このまま朝になっても動くかどうか分からない電車を待って会社にとどまるのは羊の群れのやることだ、と勇猛果敢に突撃を開始しました。

南船橋まではなんとか工場地帯を縫うようにして抜けたのですが、船橋方面に行く途中でスタック。ここで2時間かけて100mも進めない、というまるで203高地かソンムかという状況に。主要幹線道路はその先の渡河地点で足止めされていてピクリとも動かず、かといってこのあたりは側道がない上に住宅地の道路は迷路級に細かく進入不可能。25時までいたずらに時間を浪費し体力も消耗してしまいました。

このままではいかんとナビ担当の私は大きな賭けに出ます。

「津田沼から鎌ヶ谷まで北上し、そこから西進して東松戸へ出ると対岸が葛飾区です。とにかく東京都へ入りましょう!」

もはやドゴール率いるパリ進軍の気分。


賭けは大当たりで、このルートはガラガラ。

水元の手前で54号葛飾橋を渡って無事に都内進入に成功。
ちなみにすぐとなりに架かる298号葛飾大橋は大混雑・・・。カーナビとグーグルマップのGPS機能をダブルで使うと抜群の効果を発揮することが分かりました。


都内に入ったはいいものの東京都に最も北東部から進入した私たち。お互い自宅は南西方面にあるため直線で行けば都心を抜けなければいけませんが、案の定「真っ赤」・・・。時間はすでに27時を回っています。都内進入の目標時を29時に設定していましたので2時間のアドバンテージを持っていましたがそれでもこの「真っ赤」な都心に突撃する勇気はありません。船橋の悪夢が蘇ります。


ナビ担当はまたしてもバクチを打ちました。

「環七を逆に、西へ向かってください!」

葛飾から環七を走るとなると南西方面には外回りを使って南下するのが定石ですが、海沿いの幹線道路がいずれも壊滅しているのは承知していたところ、内回りを使って西進し練馬、中野あたりから山手通りもしくは中野通りに転ずる道が見えたのです。距離はかかりますがカーナビはオールグリーン。行くしかありません。


江古田から中野通りを選択し、新井薬師、中野、笹塚へ。このあたりは勝手知ったる庭のようなところです。さらに東北沢から旧山手に入ったときには28時を回っていましたが、目標時を大きく下回る大成果に感動したのもつかの間。


「これは大変なことになるな・・・」


こうして怒涛の一週間が幕を開けたのです。(続く)

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